公平は必要だが均一である必要はない

一昔前、ゆとり教育が盛んに取り上げられていた頃、競争するのは良くないという論調があり、運動会で順位を付けないということがあったそうです。

しかし、これはちょっと世の中を見渡してみれば、全く通用しない理論であることは明白です。

実際に世の中の多くの場面では競争して勝たなければならないということはたくさんあります。ここで重要なことは、その競争にエントリーする機会が平等かつ公平に与えられていることです。

しかし、そういった環境の中では皆が均一である必要はなく、それぞれの得意とするところを伸ばして競争していけばよいと思います。堂々とメジャーな競争に参加するのも良いでしょうし、勝ちやすい競争を探してみて、それに参加するのも良いと思います。

公平に機会を与えられて競争した上で、自分に向いていないと感じるのであれば、競争の場を変えてみることも良いのではないでしょうか。

重要なことは競争を避け、無理して周りと同じになろうとするよりも、例え競争に負けたとしても、それは結果として素直に受け入れて、より自分として納得のいく生き方ができるかだと思っています。

誰でも一か所ぐらいは取り柄があるものだと思っています。それを生かせる場所を探して、それを十分に発揮させてみることが、日頃から抱いていた違和感を解消する手掛かりになるかもしれません。