2010年1月10日再開設。
現在海外赴任中。
普段の生活や会社生活で思いついたことなどを書いていきます。
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イギリスの冬の昼はとても短く、家で過ごす時間が長くなります。
そんなわけで読書をしたり、TVやDVDを見て過ごす時間が長くなるのですが、
ここでは最近読んで良かったと思う本を簡単にご紹介しようかと思います。
まずは、たまたま嫁がこちらに来た時に持ってきてくれた"野村再生工場"という本についてです。
そんなわけで読書をしたり、TVやDVDを見て過ごす時間が長くなるのですが、
ここでは最近読んで良かったと思う本を簡単にご紹介しようかと思います。
まずは、たまたま嫁がこちらに来た時に持ってきてくれた"野村再生工場"という本についてです。
自分は今までスポーツ選手が書いた本というのはほとんど読んだことがありませんでした。
なぜなら本を書くスポーツ選手は大概スター選手であり、生まれ持った才能があって、それを生かして成功したのであって、自分のような凡人に有益になる情報はあまり含まれていないのではないかと考えていたことが大きかったと思います。
こちらでは自由に日本語の本が買えないこともあって、気乗りしないながらもこの本を読むことにしたのですが、少し読み進めたところで内容に完全に引き込まれ、結局1日で読み切ってしまいました。
まずTVのニュースなどで見る野村監督という人物の自分にとっての印象は、小難しい理論をいう口うるさい人なんだろうなというものでした。
それにあまり人情といったものには関心が無く、人の能力を冷静に見て、能力のないものは切り捨てるというイメージを持っていました。
しかし、この本を読んで、これは全くの自分の情報不足であったことを痛感しました。ただし、彼自身も見た目などからそのような印象を受けやすいことは認識していて、選手にも好かれているかどうかは分からないという文章もありました。
しかし、彼はそういった感情論(好き、嫌い)といったものには重きを置かず、球団という組織の中でいかに人を動かして勝利を勝ち取っていくか、しかも弱小球団で結果を出さないといけないという逆境の中で、どのように人を育てていけばよいのかを非常に分かりやすく述べています。
自分はこの方はエリート人生を歩んできたものだと勝手に思っていたのですが、それは大きな誤解でした。彼の野球生活のほとんど(選手時代、選手兼監督時代、そして監督時代)は、才能のあるもの、強いものに対して、それほどの才能を持っていないものがどのように対して立ち向かわなければならないかを考えることに費やされていたように思えます。
これは世間一般の人が置かれている立場に非常に似ているものがあるのではないでしょうか。彼はそれをデータの収集と分析に見出し、それを実践するとともに、部下に教えることで弱小組織を"再生"してきました。
ビジネス本を読んでも、これまでに名経営者と呼ばれた人は独自の組織論を持ち、それを実践しています。野球の場合は勝ち負けという特に分かりやすい結果が出るので、より組織の運営の巧拙が分かりやすく、その中で結果を出せる人はやはり素晴らしい組織論を持っているのだということが分かりました。
最後に、これは彼自身の言葉かは分かりませんが、"組織はリーダーの器以上には大きくならない"との文章がありました。これは自分にとっても全くその通りだと思います。
自分の下に一人でも部下がいる人、チームをまとめる立場にある人はぜひとも読んでほしい本だと思います。
なぜなら本を書くスポーツ選手は大概スター選手であり、生まれ持った才能があって、それを生かして成功したのであって、自分のような凡人に有益になる情報はあまり含まれていないのではないかと考えていたことが大きかったと思います。
こちらでは自由に日本語の本が買えないこともあって、気乗りしないながらもこの本を読むことにしたのですが、少し読み進めたところで内容に完全に引き込まれ、結局1日で読み切ってしまいました。
まずTVのニュースなどで見る野村監督という人物の自分にとっての印象は、小難しい理論をいう口うるさい人なんだろうなというものでした。
それにあまり人情といったものには関心が無く、人の能力を冷静に見て、能力のないものは切り捨てるというイメージを持っていました。
しかし、この本を読んで、これは全くの自分の情報不足であったことを痛感しました。ただし、彼自身も見た目などからそのような印象を受けやすいことは認識していて、選手にも好かれているかどうかは分からないという文章もありました。
しかし、彼はそういった感情論(好き、嫌い)といったものには重きを置かず、球団という組織の中でいかに人を動かして勝利を勝ち取っていくか、しかも弱小球団で結果を出さないといけないという逆境の中で、どのように人を育てていけばよいのかを非常に分かりやすく述べています。
自分はこの方はエリート人生を歩んできたものだと勝手に思っていたのですが、それは大きな誤解でした。彼の野球生活のほとんど(選手時代、選手兼監督時代、そして監督時代)は、才能のあるもの、強いものに対して、それほどの才能を持っていないものがどのように対して立ち向かわなければならないかを考えることに費やされていたように思えます。
これは世間一般の人が置かれている立場に非常に似ているものがあるのではないでしょうか。彼はそれをデータの収集と分析に見出し、それを実践するとともに、部下に教えることで弱小組織を"再生"してきました。
ビジネス本を読んでも、これまでに名経営者と呼ばれた人は独自の組織論を持ち、それを実践しています。野球の場合は勝ち負けという特に分かりやすい結果が出るので、より組織の運営の巧拙が分かりやすく、その中で結果を出せる人はやはり素晴らしい組織論を持っているのだということが分かりました。
最後に、これは彼自身の言葉かは分かりませんが、"組織はリーダーの器以上には大きくならない"との文章がありました。これは自分にとっても全くその通りだと思います。
自分の下に一人でも部下がいる人、チームをまとめる立場にある人はぜひとも読んでほしい本だと思います。
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