物事の捉え方で行動は変わる

日常生活、特に会社生活をしているとなかなか自分の思い通りにいかないことというのは良くあると思います。

しかし、それをどう受け止めるかによって、その人の人生は大きく変わってくることになります。

同じ物事でも考え方によって、受け止め方は全く変わってくるものです。

例えば、パナソニックの創業者の松下幸之助は、若い頃船から転落して溺死しかけたことがあったそうです。普通の人であれば、海に落ちたことを非常に運の悪かったことだと思うのでしょうが、彼は自分は海に落ちても命を取り留めたことを非常に運が良かったことだと言っていたそうです。

これは本当にそう思っていたのかどうかは分かりませんが、少なくともそう捉えようと努力することで、ネガティブな考えをできるだけ持たないようにしていたのだと思います。

これと同じで、例えつらい環境であっても、その環境におかれていることを不運と捉えるか、それとも成長する良い機会と捉えるか、それによってその人のその後の行動は大きく変わってきます。

もちろん職権を乱用するような上司がいたり、いじめがあったりと環境を変えた方がいいという場合も存在します。そのため、一概には言えないのですが、もし今の環境に不満があったとしても、まずはその中で良い所を見つけて、それを運が良いことだと捉えようとしてみるのが良いと思います。

考え方を変えずに環境を変えたとしても、不満の全くない環境というのはまずないものですから、新しい環境でまた新しい不満が見つかってしまうものです。

それよりも世の中において不満が存在するのは仕方のないことだと考えて、逆にこういった点は運が良いということを探す方に労力を割いてみた方が、結局は自分に合った環境を探す最短の道になるかもしれません。