本は人脈を作らない

本を読んで色々な知識を得ることは非常に重要なことです。

しかし、それでは本を読んでばかりいればよいのかというと、もちろんそうではありません。

本は気軽に他人の人生の着いた意見ができたり、著名な人の意見を聞いたりすることができる便利な道具ですが、あくまでそれは仮想世界での話です。

本を読んでいると、知り合いが増えたり、人生経験が豊富になったような気がすることがあります。これは良い本を読むときほど感情移入しやすくなって、そう感じることがあるかもしれません。しかし、これらはもちろん仮想世界での中でのことです。

重要なことは、いかにそういった仮想世界で体験したことを現実社会に結び付けていくかということだと思います。そういった意味では、現実社会における生きた人脈作りというのは非常に重要になります。

実際に人と会って話をすることは、本を読むことに比べて自分の時間を取られたり、気を遣ったりと面倒と思われるようなことも多くなりますが、それでもこういったものから得られるリアルタイムの情報といったものは非常に重要となるものです。本や雑誌には情報がきれいにまとめられている分、情報が古くなっている可能性もあります。

情報を入手するときは、本と人脈の両方から入手するようにしておくことが重要だと思います。本を読むことに比べて人脈作りには手間のかかることも多いですが、是非ともおろそかにせず取り組んでみてはいかがでしょうか。