時間を制限する

時間の制限を受けず、伸び伸びと仕事をした方が良い成果を得られると考えている人は多いと思いますが、果たしてそうなのでしょうか?

自分は当然状況や場合にも因るとは思いますが、一般的には時間を明確に区切ってやった方がより良い仕事ができると思っています。

まず、締め切りがあるとそれに間に合わせようと工夫して作業をします。その結果、より効率的なやり方が見つかったりします。もし時間をいくらでもかけて良ければ、従来通りの発想しかできないでしょう。

また、集中力をコントロールする方法を身に付けるようになります。集中力はいつまでも続くものではないので、やるべきことを絞り、それにかける時間を区切ることで、より作業に集中することができるようになります。

本来、人間というのは大変弱いもので、締め切りが明確でなければついつい後回しにしてしまいがちなものだと思っています。また、一度そうされてしまったものはなかなか再び日の目を見ることはないものです。しかし、そういった積み重ねが後から大問題を引き起こしたりするものです。

また、日本で長時間残業が多いのは、この時間を制限するという考え方が弱いためでもあると思います。急いで終わらせても雰囲気的に帰れないので、あえて時間をかけてやっているということも案外良くあるものです。

何でもかんでも時間を制限してしまえばいいというわけではないでしょうが、そのメリットにも注目し、限られた時間でいかに達成するかということを考えてみることも重要なことであると思います。