我慢すること

人間の欲というものは限りのないものだと思います。

また、それに気付いていても、本当に必要とされるレベルに自制することは非常に難しいものです。

例えば、食欲についても、自分が食べたいと思う量を食べていたら、通常は体重が増えてしまうものです。このことは先進国の人に肥満が多いことからも分かると思います。

欲というのは一度それを満たしてしまうと、それよりも大きなものを欲するものです。抑制する意思を持っていなければ、これはどんどんと肥大化していってしまいます。

但し、こういったことについては、人から言われていて分かっているつもりでも、なかなか実際に行動することは難しいことだと思います。

そういう意味では、我慢しなかったがために痛い目にあってみることが、欲を抑制するのには有効なこともあります。若い時に無茶をして体を壊したことで健康の大切さに気付き、節制を心がけるようになったという人もいたりします。

わざわざ進んで痛い目を見ることはありませんが、自分の体験を見返してみると、反面教師にできることも多いものです。

人間というのは弱いもので、ついつい欲の赴くままに行動してしまうものですが、確固たる意志を持って、それを抑制して行動していくことが、自分を成長させていく上で非常に重要になると思います。