壁を乗り越えるためには…

目の前に立ちはだかる壁というのは得てして大きく(高く)見えるものです。

そして、それを乗り越えるきっかけを得るためには、ある程度集中して一気にやらなければならないことが多いものです。

多くの物事には閾値(しきいち/いきち)というものがあります。これはこの量を越えるようにしなければ、効果がほとんど得られなくなってしまういう量です。

例えば、薬などにおいて処方する量は決められていますが、これはこれだけ服用すれば体が反応するという閾知を越えるように設定してあります。

そのため、それよりもあまり少ない量を服用すると、効果が全く得られないといったことになります。(但し、閾知には個人差がありますので、規定されている量が必ずしも万人に対して適切とは限りませんが)

これと同じで、色々な物事に対しても、その閾知を越えるような量をやらなければ、それを何回繰り返してもほとんど効果が得られないということがあるものです。

そのため、一度やると決めたら壁を乗り越えられるという手がかりを掴める所まで、ある程度集中してやる必要があります。

なかなかそういった所まで一気にやるのは大変かもしれませんが、やったことを無駄にしないためにもきちんと閾知を越える所までやり遂げることが重要です。