マニュアル作成

最近はコスト削減が叫ばれ、作業の効率化をしようとマニュアルを作ることも多くなっているのではないでしょうか。

もちろんマニュアルを作ることは、情報の共有化などにおいて重要なことですが、その目標を誤ると無駄な努力になってしまうということもあります。

実際に周りを見渡してみると、過去にたくさんのマニュアルが作られてきたものの、今ではほとんど使われていないものがたくさんあることに気付きます。

なぜそういう現象が生じているかと言えば、周りの環境が常に変化していることが挙げられると思います。特に最近はそのスピードは増しており、少し前の情報が今ではほとんど役に立たないということもあります。

そういった中で、ある時に超具体的で画一的なマニュアルを作ったとしても、すぐにそこにある情報は古くなり、使い物にならなくなってしまうことがあります。

このようなことから、マニュアルは作成するよりも、その維持の方が重要になると思います。いかに最新の情報をアップデートしていく仕組みを作るかが重要です。

また、このようにある時点であまり詳細に書いてもすぐに情報が古くなってしまう可能性があることから、全てを網羅するような完璧なマニュアルを作ることはあきらめて、重要な箇所のみを記して、そこを最新の状態に保っていくとした方が効率であるように思います。

ついついマニュアルを作り始めると凝ったものを作りたくなりますが、それよりもその労力を小分けにして、更新作業をこまめにしていくようにした方が、マニュアルをより使えるものにすることができると思います。