シナリオをいくつか用意しておく

計画を立てるときは、とりあえず一番可能性が高いものについて計画を立ててみるということが多いのではないでしょうか。

しかし、サブプライムローンに端を発した今回の世界不況のように、不慮の出来事などによって計画通りに進まないといったことはよくあるものです。

特に個人投資の場合において、投資をするときはリスクを減らすために分散投資をするのが基本と言われています。これは、一つのものに投資先を絞ってしまわずに、いくつかの異なるものに投資してリスクを減らすというものです。

これと同様に、特に長期にわたる計画も、上手くいかないかもしれないというリスクを背負っていると考えれば、同様に複数の案をあらかじめ考えておく必要があるはずです。

これは会社全体の経営計画などに限った話ではなく、比較的小さな組織やチームで仕事をしている時も、最良のストーリーだけでなく、可能性がそれ程低くないのであれば、もしこうなったらその時はこう進めていくといった対処法をあらかじめ考えておくことにより、いざという時に備えることができます。

もちろんバックアッププランを作成するのにも、そのための対処法を準備しておくことにもコストはかかることになりますが、保険と同じように、必要であれば準備をしておくことが重要になると思います。