やれると思ったことでも案外できない

機会さえあればできる自信があるのに、その機会が与えられないからできないと思っていることや、昔できたのだから今もやれと言われればすぐできると思っていることというのはあると思います。

でもそういったものでも、いざやってみると思ったようにできないということはよくあるものです。

前者はイメージトレーニングでは上手くできても、やはり実経験が少ないこと、後者は経験があっても、そこからのブランクが長いと腕が鈍ってしまうことがあることが大きな原因であると思います。

前者については、例え、そのものを直接経験する機会がなくても、それに類似の経験を積んでおくということが重要になります。但し、一見ほとんど関係しないと思われるようなことでも、後から役立つことはあるので、幅広い経験をしようとすることも重要です。

往々にして現実というのは厳しいもので、新しいことというのは実際にやってみると、予想もしなかった問題が起こるということもよくあります。しかし、そう いった時でもやはりそれまでの経験の差がものをいうものです。

また、後者については、きちんと物事ができる力を継続しておくためには、普段から常にやっていることが必要になります。また、環境というのはどんどん変化していくものですので、その時の環境でもできるのか定期的に確認しておくことも重要になります。

自分の中でできると思って満足してしまうのではなく、客観的に見たときでもちゃんとやることができるのか確認しておくことは非常に重要であると思っています。