イギリスの病院体験記 2

さて、今回は怪我をしてしまったときのお話しをしたいと思います。

その日は霧の濃い日だったのですが、こちらの冬ではそれ程珍しいことでもなく、いつものように休日の朝の散歩に出かけることにしました。

家の近くの公園にあるいったのですが、雨は降っていないものの、木や地面は霧で完全に濡れているという状態でした。

霧がかかった公園の風景がきれいだったので、写真を撮りながら歩いていたのですが、ちょっと違うアングルから写真を撮ろうと、歩道から少し外れた所に歩いて行きました。

その時、自分はその部分を土の地面だと思っていたのですが、実は石の地面になっており、霧で濡れていたせいで非常に滑りやすくなっていました。

しかも、少し下りになっていたので、そこに足を踏み入れた瞬間、足が滑ってしまいました。その時、体が反転して先に地面に手は付いたものの、頭の重みで首が振れてしまったのか、顔(右頬)を固い地面に思い切りぶつけてしまいました。

右頬に強い痛みを感じたものの、その時はこんな所で転んでしまって恥ずかしいという思いが強くて、すぐに起き上がって、汚れた手や顔を拭き、すぐに家に帰ることにしました。

その帰り道も右頬はかなり痛んでいたのですが、感覚もあるし、せいぜい内出血をするぐらいだろうと思っていました。

そして、家に帰って見て鏡を見てみると、頬に擦りキズがあるぐらいで外傷は大きいようには見えませんでした。しかし、右頬がかなり腫れていることも分かりました。

まあ、冷やしていれば大丈夫だと思って、冷凍庫にあった冷凍食品をタオルに巻いて右頬に当てていたのですが、急に鼻に違和感を感じてタオルを当ててみると、大量の鼻血が出ていることに気が付きました。

しばらく鼻紙で詰めものをしたりして様子を見ていたのですが、一向に鼻血が止まる気配がありません。ちょっと心配になり、とりあえず病院で診てもらおうと、まずはGPに電話をしてみることにしました。

ここからがまた大変だったのですが、ちょっと長くなってきたので、この続きはまた次回の記事に書くことにします。