自分の欠点の分析

自分の長所に目を向け、それを伸ばそうとすることは、比較的やりやすいことだと思います。

しかし、その長所を伸ばそうとしても、既に色々と試している場合はそれ程伸びしろはあまりなく、成長率もそれほど大きくなかったりするものです。

それに対して自分の短所を改善することは大きな成長を得る可能性を秘めています。しかし、そのためには自分に何が足りないのかを冷静に見てみる必要があります。

それをするためには失敗したあるいは上手く行かなかった経験を冷静に分析しなければなりません。しかし、人は誰でも失敗した経験というのは早く忘れたいものです。積極的に自分の失敗に目を向けたいと思う人はあまりいないでしょう。

しかし、失敗から学べることというのは非常に多いものです。ある企業では大きな失敗をしたことのない人は重要なポジションにはつけないということを聞いたことがあります。

これは成功ばかりしている人は、いざ問題が起こった時に冷静に正しい対処ができないからだそうです。失敗から多くを学びそこから這い上がって来た人は、自分の欠点をよく理解し、それに対する対処をしているものです。

人はある失敗が起こった時、早くリカバリーしてできるだけ早く忘れたい、できればなかったことにしてしまいたいと思うものです。しかし、それこそが同じような失敗を繰り返す原因であることを認識する必要があります。

次に同じ失敗を繰り返さないためにも、失敗を貴重な経験と考え、それから多くを学ぼうとすることは非常に大切なことだと思います。