競争を楽しむ

ゲームは一人でやるよりも複数の人とやる方が楽しいことが多いものです。

また、ライバルを意識して練習したり、プレーしたりすることは自分の能力を向上させることにもつながります。

但し、ここで重要なことは同じ土俵でフェアに戦うということです。不正やズルをしたりしたのでは、それで勝ったとしても、あまりうれしくないものです。

これは仕事についても同じことが言えると思います。同じ条件下でどちらがより良い成果を出せるか? そういったゲームをしていると考えることもできるでしょう。

ここで、同じ条件下というのはどういうものかと考えると、法律といったものがまず挙げられるでしょう。法治国家においては、これに違反していては話になりません。

次に時間の制約があると思います。従業員を無理やり長時間働かせることで成果を上げることもできるでしょうが、これは試合において制限時間が過ぎてもプレーしているようなものです。こういったことをして成果を上げたとしても、あまりうれしいものではないと思います。

組織のリーダーは正規の労働時間を最大限に活用して成果を出すことを考えるべきです。残業時間はサッカーでいうロスタイムのようなもので、本来それを当てにするようなものではありません。

きちんとルールを設定して、その中で全力を出して競い合う。そして、試合から離れれば気分転換をして別のことを楽しむ。しかし、仕事で悔しい思いをしたのであれば、プライベートの時間を使って勉強してみるのも良いかもしれません。

そうやってメリハリを付けてやっていくことで、本当に仕事を楽しむということができるようになるのではないでしょうか。