作業前のルーチンを確立する

一流のスポーツ選手の中には試合の日は朝起きてから全く決まった行動をして、試合に臨む人がいると聞きます。

これは最も良いと思われる行動パターンをルーチン化し、それを機械的にこなすことによって自分のコンディションをベストの状態に持っていくことができるためです。

ここまでする必要はないでしょうが、例えば本作業前の準備作業といったことをある程度ルーチン化しておくことにより、本作業に取りかかりやすくするといったことはできると思います。

スポーツと違って、仕事は毎日同じことの繰り返しではないという人もいるでしょうが、案外ルーチンワークとなっている作業も多いものです。

そういったものに何となく場当たり的に取り組むのではなく、きちんと準備段階の作業をルーチン化しておき、それを機械的にこなすことによって、本作業に取り掛かるときに自動的に良い状態に持っていけるようにします。

例えば作業に取りかかる前に必要な書類を準備しておくことや、あるいは重要なメールやアポイントメントがないことを事前に確認しておくことによって、作業中に書類を探したり、メールが届いてないか気にしたりすることで集中力が乱されることを妨げることができます。

また、いつもの作業をあらかじめ完了しておくことで、安心して落ち着いた状態で作業することができるといったメリットもあります。

最初はルーチン化するまでに試行錯誤が必要になるでしょうが、一度確立してしまえば、それは強力な武器になると思います。