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2010年1月10日再開設。 現在海外赴任中。 普段の生活や会社生活で思いついたことなどを書いていきます。
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今回もまたイギリスの医療制度に関してです。

年末の怪我で入院していて気付いたことの一つに、病院における人の多さがありました。

今回の怪我では手術をして一晩を過ごし、その次の日も結構長く病院にいたので、丸二日ぐらい病院のベッドにいたことになります。

その時間の中で病院内を観察していて(暇だったので)気付いたことは、こちらでは仕事の内容が非常に細分化されており、それによって人が非常に多くいるのではないかということです。

朝起きると、まずは食事の人が回ってきます。この人は食事の注文を取り、その料理を持ってくるという人で全く医療関係の人ではないようです。

ちなみにこの料理も無料なのにかなりのレパートリーがあります。ちょっとしたパブのメニューぐらいあって、その中にはフィッシュアンドチップスまであり、こんなものを患者が食べていいのかと思ってしまいます。 そして、もう少しメニューを簡素化すれば看護師の作業にできるのに…ということを考えてしまいました。

そして、次は痛み止めを持ってくる人が回って来ます。実際には薬箱を持っているので、他の薬も投与しているのかもしれませんが、自分にとっては定期的に来て痛み止めがいるかどうか聞いているだけの人に見えてしまいました。

また、働く人について良く見てみると、スタッフの服の色や形にはかなり色々な種類があることに気付きました。これはどうやら仕事の内容などによって区別しているようですが、このような様々な種類のスタッフがたくさんいることにちょっと疑問を持ってしまいます。

というのも、忙しそうにしている人は忙しいようですが、結構多くの人が受付などで長い間会話をして談笑していたりするからです。仕事を細分したために、作業量の分担がうまく行ってないように見えました。

また、自分が退院する時、点滴用の針が刺さったままにされていたので、これを取ってほしいと受付の所にいる人に頼んだのですが、そういったことはスタッフに頼んでくれと言われました。このことは医療現場以外でも言えるのですが、こちらでは仕事の内容が明確に細分化されている分、自分の仕事以外にはほとんど興味がないようです。

こういったことを見ていると、何だか昔の日本の役所で治療を受けているように感じます。部署間をたらいまわしにされ、それをやるために配置されている人しかそのことをやらない。こういったことが高コストの体質を生んでいるように感じられました。

これは自分の体験のみを通じた話なので、実際にそうかどうかは分かりませんが、イギリスの医療システムはまだまだ改善の余地があるように感じられました。

これから医療制度の改善のニュースなどがあれば、またここでも紹介していきたいと思っています。

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